カタクリが咲き始めました
2023年 03月 19日
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カタクリが咲き始めました
東のはずれのヒノキとヤマザクラの林の根本で
今年もカタクリが愛らしい花を開いています
その数は今およそ10株
曇天のせいもあって花の色はあまり冴えません
この林から北側の谷筋一帯に咲くカタクリの数は昨年はざっと100株でした
今年はどれほどの数を数えるか楽しみです
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ひと月ほど前からちらほら咲き始めていた黄色い花は三俣・ミツマタ
最初は真っ白なのですが花弁が開くと一段と大きな黄色い花になります
この木の先端がいずれも三又に分かれるところからの命名のようですが
ミツマタとコウゾと言えばかつては和紙の材料で
上質の和紙はお札になったよね
ウチにあるミツマタは全部で三本ばかりですが
これはいずれも隣町の茂木で買った苗木がやっと花咲くまでに育ったものです
隣町である茂木の山林にその名も『妖精の森』と言うミツマタの群生地があるのです
免許証を返納すればかえって近場のこうした場所へのアクセスが難しくなりそうです
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ミツマタの群生地は望み薄いですが
『大平のこぶしとたむしば』ならあと20年も経てば有名になるかもしれません
わが家の西の坂を上り詰めると
まず左手に現在すでに樹高十メートルほどのコブシが出迎えてくれます
その右手十メートルにコブシより少し大きいのがタムシバです
コブシの苗木を植えたのはこの地に私どもが『入植』した年のことです
坂の上にある真っ白な巨大なコブシなら誰もきっとほうっと感嘆の声を漏らすでしょう
それが双子のようにタムシバまで並んでいたら面白いでしょ(^^♪
昔ここには爺と婆と猫一頭とが住んでいて
爺は毎朝パンを焼き
婆は子どもたちを集めてお話をしたり人形劇をやつたりし
猫は来る人ごとに甘え可愛がられていました・・・
なんてお話も出来るかな
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コブシたちが咲き終わる頃にはヤマザクラが周囲の山々に一斉に咲きます
それが一段落する頃
ここにはヤマユリが次々に開きます
その数は昨年で100を超えるほどですから
20年後30年後には200や300になっているかもしれません
今まだお若い方は
どうぞその頃『益子・大平のパンの森』を訪ねてくださいね
もしもまだ私が生きていたら
でかいカンパーニュを石窯で焼いておもてなしできるかもしれません
もしも大きなパンが焼けたなら
世界中のお腹の空いた人たちと一緒に食べよう
たった一つのパンが3000にも10000にも分けられる話の方が
僕は好きだ
もしも大きなパンが焼けたなら
それはきっと世界中のお腹の空いた人たちと一緒に食べられるほどに分けられるだろう
君も一緒に食べようね
私にもちょこっと齧らせて下さいね(ネズミではなく猫)
30年後は何とも分かりませんが(笑)20年後はまだまだ健在でしょう・・・たぶん・・・転ばなければ・・
足元にカタクリが群生して咲き青空を見上げればこぶしの白い花
そうこうしているうちにヤマユリが1000株~2000株咲き誇り、パン屋さんは大きなパンを焼くのに大忙し!(^^)!
と言う未来図。
今朝はまだ雨が残っていて寒いのですが、あらさんの明日にお付き合い!
気分もお天気になりそうです
『「もしも大きなパンが焼けたなら」』
ボクモそんなことを考えながらこの話を書きました
ボクはクリスチャンではありませんが
聖書はたまに開きます
この話は『マルコによる福音』(『マルコ伝』)の中に出て來る話が原話です
この時
イエスが手にしたたった1個のパンが4000個になるのですよね
問題は挿し絵を描いてくれる人が居ないということです(^-^;
たった1個がたちまち数千個になるパンの夢
さあどんなパンでしょうね